こんにちは、「借金解決ガイド」のブログを執筆している司法書士の久我山左近です。
「今月の借金が返せない……」
「給料日までお金がない……」
「返済日が明日なのに、口座にお金が入っていない……」
借金の返済が苦しくなると、「とにかく今回の返済だけ何とかしよう」と考えてしまいがちです。
借金が返せなくなったときに必要なのは、さらに借りることではありません。「今の収入で返済を続けられるのか」を冷静に判断し、難しければ返済方法そのものを見直すことが重要です。
この記事では、「借金が返せずお金がないときに絶対にやってはいけないこと10選」と、返済できなくなった場合の
対処法を司法書士の久我山左近がわかりやすく解説します。
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大事なのは「返せない=返済方法を変える」と考えることです!


借金が返せないときに一番やってはいけないのは「借金で借金を返すこと」
借金が返せなくなったとき、最も注意したいのが新しい借金で現在の借金を返済することです。
たとえば、A社への3万円の返済ができないため、B社から3万円を借りてA社へ返済したとします。
その場ではA社への返済を乗り切れます。しかし翌月からは、A社だけでなくB社への返済も必要になります。
さらに返済できなくなり、今度はC社から借りる――。これを繰り返すと、典型的な「自転車操業」に陥ります。
「借りられるからまだ大丈夫」ではありません。
むしろ、借金をしなければ毎月の返済ができなくなった時点で、家計が限界に近づいているサインだと考えたほうがよいでしょう。
お金がない時に絶対やってはいけないこと10選
1.別の消費者金融から借りて返済する
最も避けたいのが、消費者金融A社への返済をするために、消費者金融B社から借りる方法です。
借入先が増えると毎月の返済日や返済額も増え、家計の管理がさらに難しくなります。
たとえば、
A社への返済 → B社から借りる
B社への返済 → C社から借りる
という状態になれば、借金を減らすどころか、新しい借金を作って返済を続けているだけです。
新規借入をしなければ返済できない状態になったら、追加融資ではなく借金問題そのものを解決する方法を考えましょう。
2.クレジットカードのキャッシングで返済する
「消費者金融から借りるのは怖いけれど、クレジットカードなら大丈夫」そう考えてキャッシングを利用する人もいます。しかし、キャッシングも借金です。カードから現金を引き出せるため、自分のお金を使っているような感覚になることがありますが、当然ながら後から返済しなければなりません。
借金返済のためにキャッシングを利用すると、借金の場所を移動させているだけになってしまいます。
3.リボ払いで何とかしようとする
クレジットカードの支払いが厳しいときに利用されやすいのがリボ払いです。毎月の支払額を抑えられるため、一時的には家計が楽になったように感じます。
しかし、利用残高が大きくなると手数料の負担も増え、「毎月払っているのに、なかなか残高が減らない」という状態になりかねません。特に危険なのは、「今月もお金がないからリボ」「来月も厳しいからリボ」と繰り返すことです。
リボ払いを返済手段として常態化させないことが重要です。
4.クレジットカードを現金化する
ショッピング枠を利用して商品などを購入し、それを売却して現金を手に入れる「クレジットカード現金化」にも注意が必要です。手元に現金を作れても、後日カード会社への支払いが残ります。
さらに、カード会社の規約に違反する可能性があり、カードの利用停止や強制解約につながることもあります。
「審査なし」「すぐに現金」などの言葉だけで利用しないようにしましょう。
5.後払いサービスを繰り返し利用する
手元にお金がなくても商品を購入できる後払いサービスは便利ですが、使い方には注意が必要です。
「今月はお金がないから来月払おう」これを繰り返していると、翌月には借金の返済に加えて後払いサービスの支払いまで発生します。結果として、将来の給料を先に使っている状態になります。
給料が入った瞬間に返済や後払いでほとんどなくなってしまう人は、家計を見直すタイミングです。
6.闇金やSNSの個人間融資を利用する
これは絶対に避けてください。
正規の貸金業者から借りられなくなると、「ブラックでもOK」「審査なし」「誰でも融資」「即日現金」などの広告が
魅力的に見えるかもしれません。
しかし、違法な高金利を要求する業者や、個人情報を悪用する悪質業者が紛れている可能性があります。
また、SNS上の「個人間融資」にも注意が必要です。借金問題を解決するどころか、金銭面以外のトラブルまで抱える危険があります。
7.ギャンブルで借金を取り返そうとする
「あと10万円あれば返済できる」「競馬で当てれば全部返せる」「パチンコで勝てば今月は乗り切れる」
追い詰められると、このような一発逆転を考えてしまうことがあります。
しかし、ギャンブルで確実に利益を出すことはできません。負ければ、借金+ギャンブルで失ったお金という二重の
問題になります。
借金が返せないときほど、「一発逆転」ではなく、毎月の収入と支出を基準に解決方法を考える必要があります。
8.借金返済のために家賃や生活費を使い切る
借金の返済を優先するあまり、家賃や食費まで削ってしまうケースがあります。
しかし、借金を返済するために生活そのものが成り立たなくなっては本末転倒です。
特に、
- 家賃
- 食費
- 水道光熱費
- 医療費
- 通勤に必要なお金
など、最低限の生活を維持するためのお金まで返済に回してしまうのは危険です。
借金返済のために生活費を使い、生活費がなくなったため再び借金する――。
この悪循環に入らないことが重要です。
9.家族や友人から無計画に借り続ける
「消費者金融より家族から借りたほうがいいのでは?」確かに、高い利息を支払わなくて済むケースはあります。
しかし、根本的な返済計画を立てないまま家族や友人から借り続けると、借金問題に加えて人間関係まで悪化する可能性があります。家族から10万円借りて消費者金融へ返済しても、翌月また返済できなければ問題は解決していません。
誰から借りるかではなく、「なぜ返済できなくなっているのか」を考えることが大切です。
10.怖くなって督促をすべて無視する
返済できないと、金融会社から電話や郵便などで連絡が来ることがあります。
怖くなって無視したくなる気持ちは理解できますが、放置しても借金そのものがなくなるわけではありません。
長期間放置すると、裁判手続きなどに進み、最終的に給与や預貯金などが差し押さえられる可能性もあります。
「払えないから連絡できない」ではなく、返済が難しいことを相談することが大切です。
すでに複数社への返済ができない状態なら、弁護士や司法書士などの専門家への相談も検討しましょう。
借金が返せないときはどうすればいい?
では、本当にお金がなくて返済できない場合はどうすればいいのでしょうか。
重要なのは、「さらに借りる」のではなく「返済方法を見直す」ことです。
まず毎月の収入と最低限必要な生活費を計算します。
たとえば、
手取り20万円
生活に最低限必要なお金17万円
毎月の借金返済8万円
という家計だったとしましょう。
返済に使えるのは3万円程度なのに、毎月8万円を返済しなければなりません。毎月5万円不足します。
この5万円を新しい借金で補えば、一時的には返済できますが、借金はさらに増えてしまいます。
このような場合には、節約だけで解決するのではなく、債務整理を含めて返済そのものを見直す必要があります。
借金が返せない場合に検討できる3つの債務整理
借金問題を法的に解決する方法として「債務整理」があります。
代表的なのは、任意整理・個人再生・自己破産の3つです。
| 方法 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 任意整理 | 将来利息のカットなどを交渉して返済する | 元金なら分割返済できる |
| 個人再生 | 裁判所の手続きで借金を大幅に減額して返済する | 借金額が大きいが一定の収入がある |
| 自己破産 | 裁判所から免責を受けることで、原則として借金の支払義務が免除される | 返済を続けること自体が難しい |
※税金など、債務整理をしても支払いが免除されないものがあります。また、個々の状況によって適切な方法は異な ります。
「自己破産だけは避けたい」と考える人も少なくありません。しかし、早い段階で相談すれば、任意整理など別の方法で解決できる可能性もあります。
反対に、限界まで新しい借金を繰り返してしまうと、選択肢が少なくなることがあります。
「借金をしないと返済できない」は危険信号
借金があること自体だけで、すぐに問題になるわけではありません。重要なのは、自分の収入から無理なく返済できているかどうかです。
特に、
「給料が入ってもほとんど返済でなくなる」
「生活費をカードで払っている」
「借金を返すために別の会社から借りている」
「毎月リボ払いの残高が増えている」
という状態になっている場合は注意してください。
これは単なる「お金不足」ではなく、現在の収入では借金を維持できなくなっている可能性があります。
まとめ|お金がないときほど「新しい借金」を増やさないことが大切
借金が返せないときに一番避けたいのは、目の前の返済だけを乗り切るために新しい借金を増やしてしまうことです。
「今月だけ借りよう」と思っていても、翌月には元々の返済に新しい返済が加わります。そして再びお金が足りなくなり、さらに借りる。これが多重債務に陥る典型的なパターンです。
借金が返せなくなったら、「どこから借りれば返済できるか」ではなく、「どうすれば借りずに解決できるか」という
方向に考え方を切り替えましょう。
返済のために借金をする状態になっているなら、すでに自力での返済が難しくなっているサインかもしれません。
任意整理・個人再生・自己破産など、それぞれの状況に応じた解決方法があります。借金問題は、放置したり新しい借入れを重ねたりするほど複雑になりやすいため、返済が厳しいと感じた段階で、弁護士や司法書士などの専門家へ早めに相談することが大切です。
それでは、今回の記事の「借金が返せない!お金がない時に絶対やってはいけないこと10選」というテーマについての解説は以上となります。
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それでは、司法書士の久我山左近でした!







