借金完済までの期間を検証する!返済シミュレーションで正しく把握!

借金解決ガイド

こんにちは、「借金解決ガイド」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。

借金を完済するまでの期間をちゃんと把握していないと、ご自身の借金を完済するまでの道筋が見えてきません。今回は返済シミュレーションを利用して借金を完済するまでの期間を把握する方法について解説をいたします。

今回の借金解決ガイドのコラムでは、ご自身の借金を完済するまでの期間について、また債務整理をした場合にご自身の借金問題を解決するまでの期間について借金問題に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。

今回の記事を読むと、ご自身の借金を完済する方法についての正しい知識が身に付きますので、ぜひ最後までお読みください!

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目次

借金を済までの期間は返済シミュレーションで正しく把握しよう!

司法書士法人ホワイトリーガル
借金減額のページをちょっと見てみる!
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借金返済までにかかる期間は、借入額や月々の返済額によって大きく変わってきます。借り入れ先に問い合わをしたり、ご自身で返済シミュレーションを利用することにより、ある程度の完済までの期間を把握することができます。

今回のコラムでは、ご自身の借金を完済するまでの期間について、また債務整理をした場合にご自身の借金問題を解決するまでの期間についてもわかりやすく解説いたします。

月々の返済額に対する借金の完済までにかかる期間

まずは、現状のご自身の返済額だと借金を完済までにどれだけの期間がかかるのかを正確に把握しましょう。例えば、今のままだと完済までに期間がかかりすぎるようであれば返済額を見直す必要があります。

また、下記のシミュレーションは貸金業法などで定められた上限金利で計算しています。

月々1万5千万円の場合

借入額返済期間
30万円(18%)24カ月(2年)
50万円(18%)47カ月(3年11カ月)

月々3万円の場合

借入額返済期間
50万円(18%)20カ月(1年8カ月)
100万円(15%)44カ月(3年8カ月)

月々5万円の場合

借入額返済期間
100万円(15%)24カ月(2年)
150万円(15%)38カ月(3年2カ月)

月々10万円の場合

借入額返済期間
200万円(15%)24カ月(2年)
400万円(15%)56カ月(4年8カ月)

借金を自力で返済していく場合、どれだけの期間がかかるかは、借入額や月々の返済額によって大きく変わります。

インターネット上にある「返済シミュレーション」を使って、ご自身で完済までの期間を調べてみましょう。

借金を完済するためのコツを解説

返済額を考えながらご自身の借金がどれぐらいの期間で完済できるかを検討してきますたが、ここからは借金を完済するためのコツについて解説いたします。

借入先を1つにまとめてしまうこと

借金が完済できない方の多くは、現在の借金の把握とその管理ができていません。特に、返しては借りるを続けている方や複数の借り入れ先がある方は、借金返済のための借金をしていますので、目先の生活に精一杯で、完済なんて夢のまた夢のような状況なのではないでしょうか。可能であれば「おまとめローン」などを利用して借金を一本化するのもご自身の借金問題を解決するための第一歩だといえますので、まずは検討してみてはいかがでしょうか。

きちんと返済計画を立てること

借り入れ先に問い合わせたり、返済シミュレーションを利用したりすることで、毎月の返済額からどれだけの期間で完済できるのかを正確に把握しましょう。借金が多い方がよく陥るのは、毎月支払っているうちの大部分が利息の返済に充てられており、元金がほとんど減っていないパターンです。あなたは、あと何回支払えば借金が完済できるかを把握できていますか?もし、わからなければ返済計画をきちんと立てることをお勧めいたします。

毎月返済できる最大の金額を把握すること

返済計画を立てることで、ご自身の借金を可視化できましたら、今度はご自身が返済できる限界の金額を把握しましょう。月々の返済が5千円でも1万円でも増やすことができれば、返済のスピードは一気に速くなりますし、利息の額も少なくなります。必要のないサービスは解約するなどしてご自身の生活を切り詰めてみましょう。ただし、ぎりぎりの生活はストレスがたまりますので、数年後も維持できる返済ペースなのかよく検討するようにしましょう。

返済できるかどうか正確に判断すること

最後は、返済計画を検討して冷静に完済可能かどうかを判断しましょう。返しては借りるを続けている方や複数の業者から借り入れをしている方はすでに健全な状態ではありません。

  1. 可能 ⇒ 完済に向けて頑張る
  2. 不可能 ⇒ 問題を放置する
  3. 不可能 ⇒ 債務整理する

選択肢はこの3つだけです。借金の完済が不可能なのであれば、遅かれ早かれ債務整理を選択することになりますので、問題を先送りにすることなく、債務整理でご自身の借金問題を解決するのがベストな選択になります。

債務整理した場合にかかる返済期間は?

ここまでは、借金を地道に返済した場合に完済までにかかる期間について解説をいたしました。返済のシミュレーションをした結果、現実的に返済が困難だということがわかった場合には、法律の力を借りて借金を返済していくことを検討することになります。

返済額を最低限に設定しておけば目先の生活を確保することができますが、問題は先送りになり、事態も悪化する可能性が高くなります。債務整理には「借金が減るもの」「借金がなくなるもの」の2種類がありますが、それぞれ手続きが完了するまでにどれくらいの期間がかかるのかを解説いたします。

任意整理にかかる期間

任意整理の手続きは、相手の貸金業者と直接交渉し、将来にかかる利息のカットや、今後の返済額の減額する手続きになります。裁判所を通さないために債務整理の中でもスピーディーに解決することができるのが特徴になります。

任意整理の手続きは、相手の貸金業者に対して「受任通知」を送るところから始まります。受任通知が届けば取り立てはストップしますので、借金の返済も一時的にストップします。

その後は、相手の貸金業者から今までの取引履歴を請求して、正確な残高を把握し、今後の返済の交渉を行います。ここまでに早くて3カ月、交渉が難航したりしても6カ月以内には任意整理の手続きが完了します。

任意整理の手続き後は、将来利息をカットして減額した月々の返済額を5年程度かけて完済するのが一般的になります。

個人再生にかかる期間

個人再生の手続きは、ご自身の借金の総額を約5分の1に減額することを裁判所に認めてもらい、その減額した借金を3年間で完済して解決する手続きです。

現実的には債務整理の手続きを検討する方は貯金がまったくない方が多く、個人再生の手続き費用が用意できません。ですから相手の貸金業者に対して「受任通知」を送り、業者からの取り立てをストップさせたあと、今まで返済に充てていたお金を個人再生の手続き費用として積み立てていきます。

一般的には1年ぐらいで個人再生の手続き費用の積み立てが完了しますので、ここから正式に個人再生の手続きが始まります。裁判所に申し立てを行い、無事に再生計画案が認められるまでにだいたい半年から1年程度の期間がかかると考えておきましょう。

個人再生の場合は手続き費用の積立期間も入れて1年半から2年程度の期間があれば個人再生の手続きが完了します。

任意整理の手続きと同じように、減額された借金は地道に返済しなければなりません。これにかかる期間は原則として3年間になりますが、特別の事情があれば5年間にすることができます。

自己破産にかかる期間

自己破産は、ご自身の所有する財産を処分する代わりにすべての借金をゼロにすることを裁判所に認めてもらう手続きです。

自己破産も個人再生と同じく、相手の貸金業者に対して「受任通知」を送るところから始まります。受任通知が届けば取り立てはストップしますので、借金の返済も一時的にストップします。この期間に自己破産に必要な手続き費用を積み立てましょう。だいたい1年ぐらいを目途に自己破産の手続き費用を積み立てます。

自己破産の手続き費用の積み立てが終われば、正式に自己破産に向けて申し立てをしていくことになります。個人の自己破産であり、価値のある財産を所有していない状態だと、比較的スムーズに完了いたします。自己破産の手続きの場合には、手続き費用の積立期間も入れて1年半から2年程度の期間があれば借金をゼロにすることができます。

任意整理や個人再生の場合は、手続きが終わった後に、減額された借金を返済していかなくてはならないため、自己破産より完済までにかかる期間が長くなります。ただし、ブラックリストから抹消されるまでの起算点については、返済が始まった時と考えていいと思いますので、1番ブラックリストから早く抹消されるのは任意整理の手続きになります。

それでは、今回の記事の「借金完済までの期間を検証する!返済シミュレーションで正しく把握!」というテーマについての解説は以上となります。

また、このサイト「借金解決ガイド」は、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています、また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるか「借金減額無料診断」も受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

わたしが執筆している「借金解決ガイド」が、借金でお悩みの方の借金問題の解決への助けになることを心から願っています。

それでは、司法書士の久我山左近でした。

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