こんにちは、「借金解決ガイド」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
債務整理とは、借金で悩んでいる方を助けるための方法で、法律の力を使って借金を減額したり、借金をゼロにする手続きになります。
今回の借金解決ガイドのコラムでは、いくつかある債務整理の手続きについての特徴やメリット、デメリットについて、借金問題に詳しい司法書士がわかりやすく解説いたします。
今回の記事を読むと、債務整理の手続きの種類や特徴、メリットやデメリットなどの正しい知識が身に付きますので、ぜひ最後までお読みください！
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債務整理について！債務整理の方法やメリット・デメリットを解説！
債務整理とは、法律の力を使って借金を減らしたり、なくしたりすることになります。インターネットなどで、借金減額シミュレーターといった広告を見たことがある読者の方もいらっしゃると思います。しかし、広告のように本当に借金が大きく減額されたりするのでしょうか？
今回の借金解決ガイドのコラムでは、そんな債務整理の種類や特徴、メリットやデメリットなどをわかりやすく解説いたします。
債務整理とは？債務整理の基本的な知識をわかりやすく解説します。
債務整理の手続きは、ご自身の借金を減らしたり、返済を待ってもらうことでご自身の生活を立て直したり、月々の返済を楽にする方法になります。
債務整理の手続きには以下の種類があります。
- 任意整理：貸金業者に利息や返済額を減額するように交渉する手続きです。
- 個人再生：裁判所を通して借金の総額を約５分の１に減額する手続きです。
- 自己破産：裁判所を通して借金そのものを帳消しにする手続きです。
- 過払い金請求：貸金業者から過払い金を取り戻す手続きです。
任意整理の手続きについてわかりやすく解説します。
まずは、任意整理という債務整理の方法になります。任意整理の手続きでは、弁護士や司法書士がご自身の代理人となって金融業者やクレジット会社に対して今後の返済を見直すように直接交渉する手続きになります。任意整理の手続き後は利息をカットして月々の返済額を減らすことで借金の完済を目指す方法になります。
任意整理はとても柔軟性の高い方法で、整理したい借金を選択して手続きができます。住宅ローンや自動車ローン、保証人が付いている借金を除いて、他の借金のみを整理することができます。ですからマイカーやマイホームを手放すことなく借金問題の解決が可能です。
また、任意整理の手続きは裁判所を通しませんので、誰にも知られずに借金問題を解決することができるといった大きなメリットもあります。
個人再生の手続きについてわかりやすく解説します。
次は、個人再生の手続きの解説になります。個人再生は、裁判所に申し立てをおこない借金の総額を約５分の１まで圧縮して、その圧縮した借金を３年から５年程度の期間で完済を目指す手続きになります。
任意整理では、利息はカットできるものの借金の元金自体を減らすことができるケースは少ないのに対して、個人再生では借金の元金自体を約５分の１に大きく減額できることが大きなメリットになります。
自己破産の手続きについてわかりやすく解説します。
次が、読者の皆様のご存知の自己破産になります。自己破産の手続きは、ご自身の所有している財産を処分する代わりに裁判所に借金をなくすことを認めてもらう手続きで、債務整理の手続きの中では一番強力な方法になります。
世間ではいろいろと悪い噂がある自己破産ですが、ご自身が価値ある財産を所有していなければ、それほど大きなデメリットはありませんし、借金で苦しんでる方にとって自己破産は人生をやり直すチャンスを得るために必要な制度だといえます。
過払い金請求の手続きについてわかりやすく解説します。
最後は、債務整理の手続きとは少し違いますが、過払い金の取り戻しの手続きになります。
過払い金請求の手続きでは、貸金業者に対して払い過ぎた利息を返して欲しいと請求する手続きになります。
ただ、過払い金の取り戻し手続きには注意点があって、過払い金が取り戻せるお金は２００７年以前に借りた借金だけが対象になります。また、過払い金請求は完済から１０年を経過してしまうと時効によって取り戻すことができなくなりますので注意が必要です。
債務整理をすべき人の状況を解説します。
ここからは、どんな人が債務整理すべきなのかを解説いたします。
借金の返済が終わりそうにない方
もし、ご自身が返済しても返済しても全然借金が減らないと悩んでいたら債務整理を検討してみたほうがいいと思います。
例を挙げれば、３００万円の借金があって、利息が年１５％なら利息だけで１年間で４５万円も支払う必要がありますので、任意整理で４５万円の利息が削れただけでも返済はかなり返済は楽になると思います。
複数の貸金業者から借り入れをしている方
複数の貸金業者から借金をしている方も要注意で、債務整理を考えた方がいいと思います。
借金を返すために別の貸金業者からまた借金を繰り返してしまうことを多重債務と呼びます。
多重債務になってしまうと借金を全部返すのはかなり困難な状況だと言えますので、債務整理の手続きで借金を減らすことを検討する必要があります。
借金が理由でストレスを感じている方
借金の悩みで大きなストレスを感じている方は、すぐに債務整理を検討するのがベストな選択になります。借金をしている方にとって、毎月の返済日が近づいてきたり、業者からの督促の電話は相当のストレスになります。
債務整理の手続きをすれば、業者からの督促の電話は直ちに止まります、また返済もしばらく待ってもらえるので、その間にご自身の生活を立て直すことができます。
債務整理のメリットとデメリットをわかりやすく解説します。
当たり前ですが、債務整理の手続きにはメリットだけでなくデメリットもあります。ここからは、債務整理の具体的なメリットとデメリットをわかりやすく解説いたします。
債務整理のメリットをわかりやすく解説します。
債務整理の一つ目のメリットは、当たり前ですが毎月の借金の返済額を減らしたり、ゼロにできることです。ずっと、無理して借金を返済していた人も返済額が減ったりなくなったりしますので、これまでよりずっとご自身の生活が楽になります。
借金の完済までの道のりが見えることも債務整理の大きなメリットになります。返したら借りて、限度額まで行くとまた新しいカードを作るといった自転車操業になってしまうと永遠に借金の返済が続きますので、債務整理で借金を減らしたり、利息をカットできれば借金の完済への希望が見えてきます。
債務整理のデメリットをわかりやすく解説します。
債務整理の手続きは、弁護士や司法書士に依頼する必要があります。借金を減らすための債務整理なのに、その手続きをするにも費用が必要になります。
また、現在でも着手金を一括で支払わないと債務整理の手続きを受け付けていない事務所も多くあります。お金がないからお願いをしたいのに、一括で費用が用意できるぐらならその分を返済に充ててますよね！
当事務所もそうですが、最近では着手金も必要なしで、債務整理の費用を分割払いを受け付けている事務所も多くなってきましたので、そういった事務所で債務整理を依頼するのがベストな選択になります。
ただし、債務整理の費用に関しては顧問料、管理料、通信費といったよくわからない項目の費用を請求する事務所も多くなっていますので、必ず手続きの費用は事前に確認する必要があります。
債務整理するとブラックリストに登録されます。
債務整理の手続きをすると、信用情報機関に事故情報が記載されます。いわゆるブラックリストに載るといった状況になりますので、債務整理の手続きから約５年程度の期間はローンやクレジットカードの利用が制限されます。
それでは、今回の記事の「債務整理とは？債務整理の種類や特徴、メリットをわかりやすく解説！」というテーマについての解説は以上となります。
また、このサイト「借金解決ガイド」は、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています、また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるか「借金減額無料診断」も受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
わたしが執筆している「借金解決ガイド」が、借金でお悩みの方の借金問題の解決への助けになることを心から願っています。
それでは、司法書士の久我山左近でした。
