ボーナスで借金を一括返済するべき?繰上返済のメリット・デメリットを解説!

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こんにちは、「借金解決ガイド」のブログを執筆している司法書士の久我山左近です。

「ボーナスが入ったら借金を一気に返したほうがいい?」
「貯金として残すのと、カードローンを返すのはどちらがいい?」
「ボーナスを全部返済に使ってしまっても大丈夫?」

カードローンやリボ払いなどの借金がある人にとって、まとまったボーナスは借金を減らす絶好の機会です。

基本的には、金利の高い借金ほど早く返済したほうが支払う利息を減らせます。そのため、ボーナスを使った一括返済や繰上返済は借金問題を早く解決する有効な方法です。
しかし、ボーナスを全額返済に回した結果、手元のお金がなくなり、生活費が足りなくなって再びカードローンを利用してしまっては意味がありません。

この記事では、ボーナスで借金を一括返済・繰上返済するメリットとデメリット、どの借金から返済すべきなのかについて司法書士の久我山左近が詳しく解説します。

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手元のお金がほとんどなくなるなら要注意です!

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ボーナスで借金を一括返済するべき?

結論からいうと、十分な生活資金を残せるのであれば、ボーナスを利用した一括返済や繰上返済には大きなメリットがあります。

特に、

  • カードローン
  • 消費者金融
  • クレジットカードのリボ払い
  • キャッシング

など比較的金利の高い借金を抱えている場合には、繰上返済によって今後支払う利息を減らせます。

借金は基本的に、残高が多く、返済期間が長いほど支払う利息が増えていきます。
毎月の約定返済だけを続けるよりも、ボーナスなどの臨時収入を使って元金を大きく減らすことができれば、その後の利息負担も軽くできます。

ボーナスで借金を繰上返済する3つのメリット

①支払う利息を減らせる

最大のメリットは、利息の負担を減らせることです。

たとえば100万円を年利15%で借りているとします。単純計算すると、100万円の残高に対して年間15万円相当の利息が発生する水準です。
もちろん実際には毎月返済するため残高は変化しますが、元金を早い段階で減らすほど、その後に発生する利息を抑えられます。ボーナスで50万円を繰上返済して残高を100万円から50万円に減らせれば、その後の利息負担は大きく変わります。特に年15%や18%といった高金利の借金では、繰上返済の効果が大きくなります。

②借金を早く完済できる

繰上返済によって元金を減らせば、完済までの期間を短縮できる可能性があります。

たとえば毎月3万円ずつ返済している人が、ボーナス時に30万円を追加返済すれば、通常返済だけを続けるより早く借金を減らせます。「あと何年も借金を返し続けなければならない」という状況から抜け出せる時期が早くなるのは、大きなメリットでしょう。

③毎月の家計を立て直しやすくなる

借金を完済できれば、これまで返済に充てていたお金を貯蓄や生活費に回せるようになります。

たとえば毎月5万円を返済していた借金をボーナスで完済できれば、翌月以降はその5万円を貯蓄などに回すこともできます。借金を減らすことは、単に残高を減らすだけではなく、将来の家計を改善する効果も期待できます。

ボーナスを全部返済に使うのはちょっと待って!

「借金は早く返したほうがいいなら、ボーナスを全額返済に使おう」と考えるかもしれません。

しかし、これは注意が必要です。

たとえば、

ボーナス 50万円
預貯金 10万円
借金 100万円

という人が、ボーナス50万円をすべて借金返済に使ったとしましょう。
借金は50万円まで減ります。
ところが翌月、「冷蔵庫が壊れた」「急な医療費が必要になった」「冠婚葬祭でまとまったお金が必要になった」「収入が一時的に減った」という事態が発生したらどうでしょうか。
手元に十分なお金がなければ、再びカードローンやクレジットカードに頼ることになりかねません。

「50万円返済したのに、数か月後にはまた借金が増えている」ということになれば、繰上返済の効果も薄れてしまいます。

一括返済する前に生活防衛資金を残そう

そこで重要なのが、借金返済と手元資金のバランスです。

ボーナス60万円が入ったからといって、必ず60万円すべてを返済する必要はありません。

たとえば、

ボーナス60万円

20万円を当面の生活資金として確保

残った40万円を繰上返済

という方法もあります。

どれくらい手元に残すべきかについて、一律の正解はありません。毎月の生活費、預貯金、家族構成、収入の安定性、近いうちに予定されている支出などを考えて決める必要があります。
特に、「来月車検がある」「引っ越しを予定している」「子どもの入学費用が必要になる」など、近いうちにまとまった支出が分かっている場合には、そのお金まで返済に使わないようにしましょう。

複数の借金があるならどれから返す?

複数社から借金している場合には、どの借金を優先して返済するのかも重要です。

たとえば次のような借金があるとします。

借入先借金残高金利
A社・リボ払い50万円年18%
B社・カードローン100万円年14.5%
C社・ローン100万円年5%

ボーナス50万円を返済に使える場合、利息負担を抑えるという観点では、一般的に金利の高い借金から優先して返済する方法が合理的です。
この例なら、まず年18%のA社を完済することを検討します。
「一番残高の大きい借金から返す」とは限らないのがポイントです。借金の残高だけではなく、金利や契約条件なども確認しましょう。

なお、一括返済の方法や返済額の計算方法は金融機関によって異なる場合があるため、実際に返済する際には借入先へ確認してください。

「少額の借金から完済する」という考え方もある

金利だけを考えるなら、高金利の借金から返すのが基本です。
一方で、複数社から借りている人の場合には、残高の少ない借入先を1社完済してしまう方法が有効な場合もあります。

たとえば、

A社 20万円
B社 80万円
C社 100万円

という状態で30万円のボーナスが入ったなら、A社を20万円で完済するという方法です。

借入先が3社から2社になれば、毎月の返済日を管理しやすくなるというメリットがあります。
ただし、利息を最小限に抑えることを優先するのであれば、それぞれの金利を比較して判断しましょう。

ボーナスで一括返済するときのデメリット

繰上返済そのものには大きなメリットがありますが、注意点もあります。

最大のデメリットは、やはり手元の現金が減ることです。

一度借金を返済してしまえば、必要になったからといって簡単に返してもらうことはできません。
さらに、一括返済や繰上返済をしても、契約によっては毎月の返済額が思ったほど変わらない場合があります。
「50万円返したから来月から返済額も半分になるだろう」と自己判断せず、繰上返済後の返済額や返済期間について確認しておきましょう。

また、一部のローンでは繰上返済に手数料が設定されていることもあるため、事前確認が必要です。

ボーナスで返しても借金が元に戻る人は要注意

特に注意したいのが、ボーナスが入るたびに借金を返しているのに、次のボーナス時期には借金が元に戻っているというケースです。

たとえば、

冬のボーナスで50万円返済

生活費が足りなくなる

カードローンを再び利用

借金が増える

夏のボーナスで再び返済

という状態です。

これを繰り返している場合、問題は「ボーナスをいくら返済に使うか」ではありません。
毎月の収入だけでは生活費と借金返済を賄えていない可能性があります。
まず毎月の収入と支出を書き出し、赤字になっていないか確認してみましょう。

ボーナスがないと返済できないなら債務整理も検討しよう

さらに、
「毎月最低額しか返せない」
「返済しても元金がほとんど減らない」
「ボーナスがないと返済できない」
「返済のために別の会社から借りている」
「生活費までカードローンで借りている」

という状態なら、現在の返済計画そのものに無理がある可能性があります。

このような場合には、ボーナスをすべて返済に投入する前に、債務整理によって借金問題を根本的に解決できないか検討することも選択肢です。

任意整理では、債権者との交渉によって将来利息などをカットし、返済計画を立て直せる可能性があります。
借金額が大きい場合には個人再生、収入や財産の状況から返済が困難な場合には自己破産という方法もあります。

債務整理を検討する状況では、特定の債権者だけにまとまった返済をすることが手続上問題になる場合もあります。
そのため、すでに自己破産や個人再生を検討している場合には、ボーナスで特定の借金を一括返済する前に専門家へ相談することが大切です。

まとめ|ボーナスは「全部返す」よりバランスが重要

ボーナスを利用した一括返済や繰上返済は、借金を早く減らす有効な方法です。特にカードローンやリボ払いなど金利の高い借金では、元金を早く減らすことで今後支払う利息を抑えられます。

ただし、「借金があるからボーナスは全額返済!」と考えるのはおすすめできません。
手元のお金がなくなり、その後の生活費や急な出費のために再び借金をしてしまっては本末転倒です。
まず当面必要な生活資金を確保し、そのうえで余裕資金を高金利の借金から繰上返済するのが基本的な考え方です。

そして、ボーナスで返済しても何度も借金が増えてしまう場合には、単なる繰上返済では解決できない可能性があります。「ボーナスでいくら返すか」だけではなく、「今の返済方法で本当に完済できるのか」まで考えることが、借金問題を解決する第一歩です。

それでは、今回の記事の「ボーナスで借金を一括返済するべき?繰上返済のメリット・デメリットを解説!」というテーマについての解説は以上となります。
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ぜひお気軽にご相談ください。

カワウソ竹千代

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久我山左近

それでは、久我山左近でした。

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