こんにちは、「借金解決ガイド」のブログを執筆している司法書士の久我山左近です。
「毎月きちんと返済しているのに、借金がなかなか減らない……」
「できるだけ利息を払わず、早く借金を完済したい」
「借金を早く返すには、何から始めればいい?」
カードローンや消費者金融などの借金には利息がかかります。そのため、毎月返済していても、支払った金額のすべてが元金から減るわけではありません。特に金利が高く、毎月の返済額が少ない場合には返済期間が長期化し、最終的に数十万円もの利息を支払うこともあります。
借金を早く返すために重要なのは、単純に「節約してたくさん返す」ことだけではありません。
元金を早く減らし、利息が発生する期間を短くすることがポイントです。
今回は、借金を早く返して利息を減らすための7つのコツを司法書士の久我山左近が詳しく解説します。
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借金を早く返すと利息も減らせます!


借金の利息は、基本的に借入残高と金利、借りている期間によって決まります。
そのため、
元金を早く減らす
↓
その後に発生する利息が少なくなる
↓
返済期間が短くなる
↓
利息総額も少なくなる
という関係があります。
たとえば借金100万円を年利15%で借りている場合、単純化すると最初の1か月に発生する利息は、
100万円×15%÷12=1万2,500円程度です。
毎月2万円返済しても、最初の月に元金へ充てられるのは約7,500円。
一方、毎月3万円返済すれば約1万7,500円を元金返済に回せます。
最初は1万円程度の違いでも、元金が早く減ることで翌月以降の利息にも差が生まれます。
この積み重ねが、完済までの期間と利息総額に大きな違いを生むのです。
借金100万円なら返済額によってどれくらい違う?
借金100万円・年利15%として、毎月の返済額を変えて比較してみましょう。
| 毎月の返済額 | 完済までの目安 | 利息総額の目安 | 返済総額の目安 |
|---|---|---|---|
| 2万円 | 約6年7か月 | 約58万円 | 約158万円 |
| 3万円 | 約3年8か月 | 約30万円 | 約130万円 |
| 4万円 | 約2年7か月 | 約21万円 | 約121万円 |
| 5万円 | 約2年 | 約16万円 | 約116万円 |
※年利を12で割った月利を使い、追加借入れをせず毎月一定額を返済する場合の概算です。実際の返済期間や利息は金融会社の計算方法・返済方式などによって異なります。
特に注目したいのが、月2万円と月3万円の違いです。
毎月の返済額を1万円増やすだけで、利息:約58万円→約30万円となり、約28万円もの差が生じます。
さらに完済までの期間も、約6年7か月→約3年8か月と、約3年短くなる計算です。
このように借金は、毎月の返済額を少し増やすだけでも大きな効果が期待できます。
それでは、具体的にどうすれば返済を早められるのか見ていきましょう。
コツ①毎月の返済額を少し増やす
最も分かりやすい方法が、毎月の返済額を増やすことです。
最低返済額が2万円だからといって、必ず2万円しか返済してはいけないわけではありません。
契約上追加返済が可能なら、2万円→2万5,000円 2万円→3万円というように、無理のない範囲で返済額を増やす方法があります。毎月5,000円の違いでも年間では6万円です。毎月1万円なら年間12万円。
早い段階で元金を減らせれば、その後発生する利息も抑えやすくなります。
ただし、生活費を削りすぎてまで返済額を増やす必要はありません。継続できる金額を設定することが重要です。
コツ②ボーナスや臨時収入で繰上返済する
毎月の返済額を増やすのが難しい場合には、ボーナスや臨時収入があったときに追加返済する方法があります。
たとえば、
毎月2万円を通常返済
+
ボーナス時に5万円追加返済
という方法です。
繰上返済によって元金を減らせれば、その後発生する利息も減少します。
特に借金残高が大きい返済初期に元金を減らすことができれば、利息軽減の効果も期待できます。
ただし、貯金をすべて返済に回すのは注意が必要です。
急な医療費や家電の故障などに対応できる生活予備費まで返済すると、再びカードローンを利用する原因になってしまいます。
コツ③金利の高い借金から優先して返す
複数社から借金している場合には、金利を確認しましょう。
たとえば、
A社 50万円・年18%
B社 50万円・年15%
C社 50万円・年10%
という借金があったとします。
すべて同じ50万円でも、発生する利息は違います。
基本的には各社の必要な返済を続けながら、余裕資金を金利の高い借金へ優先的に追加返済することで、利息総額を抑えやすくなります。1社を完済できれば借入先も減り、返済管理も楽になります。
複数の借金がある場合は、「残高」だけでなく「金利」も一覧にしておきましょう。
コツ④追加の借入れをしない
借金を早く返すために非常に重要なのが、新たな借入れをしないことです。
たとえば毎月3万円返済しても、生活費が不足してその後2万円借りてしまえば、借金は思うように減りません。
特に注意したいのが、
返済する
↓
利用可能額が増える
↓
再び借りる
↓
また返済する
というパターンです。
毎月返済しているため「借金を減らしている」という感覚になりやすいのですが、借入残高を確認するとほとんど変わっていない場合があります。
借金完済を目指すなら、「毎月いくら返したか」ではなく「借金残高が毎月いくら減っているか」を確認することが重要です。
コツ⑤固定費を見直して返済額を増やす
毎月の返済額を増やすためには、家計の見直しも効果的です。
特に確認したいのが固定費です。
たとえば、
・スマートフォン料金
・インターネット料金
・保険料
・動画などのサブスクリプション
・車の維持費
・家賃
などです。
固定費を月5,000円削減できれば、年間6万円。月1万円なら年間12万円です。
そのお金を追加返済へ回せば、元金をさらに早く減らせます。
食費を毎日数百円ずつ削るような節約もありますが、無理をすると長続きしません。
まずは一度見直せば効果が継続する固定費から確認するとよいでしょう。
コツ⑥低金利への借り換え・おまとめを検討する
現在の借金の金利が高い場合には、より低金利の商品へ借り換えることで利息を抑えられる可能性があります。
複数の借金がある場合には、おまとめローンなどによって借入先を一本化する方法も考えられます。
ただし、「金利が下がった=必ず返済総額が減る」とは限りません。
毎月の返済額が少なくなり、返済期間が長期化すれば、低金利でも利息を長期間支払うことになります。
借り換えやおまとめを検討するときには、
・金利
・毎月の返済額
・返済期間
・返済総額
・手数料などの費用
を比較することが大切です。
また、新たな借入れには審査があります。
「おまとめできるはず」と考えて返済計画を立てるのではなく、実際の条件を確認して判断しましょう。
コツ⑦自力返済が難しいなら債務整理を検討する
家計を見直しても返済が難しい場合には、任意整理・個人再生・自己破産などの債務整理を検討する方法があります。
たとえば任意整理では、司法書士や弁護士などが債権者と交渉し、将来利息のカットなどを目指しながら、残った元金を分割返済します。高金利の借金を長期間返済するケースでは、将来利息が大きな負担になることがあります。
ただし、任意整理をすれば必ず利息がすべてカットされるわけではなく、分割回数や条件は債権者などによって異なります。また、信用情報への影響などのデメリットもあります。
借金額が大きく、任意整理でも返済が難しい場合には、個人再生や自己破産を検討するケースもあります。
どの方法が適しているかは、借金額だけではなく収入・財産・家族構成・住宅ローンなどによって変わります。
借金を早く返そうとしてやってはいけないこと
「1日でも早く完済したい」と思うのは自然ですが、返済を急ぎすぎるのも危険です。
特に避けたいのが、生活費まで返済に回すことです。
たとえば手取り15万円の人が「早く返したいから」と毎月6万円返済すると、残りは9万円です。
家賃が5万円なら、残り4万円で食費・水道光熱費・通信費などを支払うことになります。
そして給料日前に生活費が足りなくなり、「今月だけ2万円借りよう」となれば本末転倒です。
借金を早く返すために重要なのは、1か月だけ無理をして多額を返済することではありません。
新たな借金をせず、毎月継続して元金を減らすことです。
借金を早く返すための順番
何から始めればいいのか分からない場合には、次の順番で整理してみましょう。
①借入先・残高・金利をすべて書き出す
↓
②毎月の収入と生活費を確認する
↓
③無理なく返済できる金額を決める
↓
④余裕資金は高金利の借金へ追加返済する
↓
⑤ボーナスなどがあれば繰上返済する
↓
⑥追加借入れをしない
↓
⑦自力完済が難しければ返済方法そのものを見直す
この流れを作ることで、単に「頑張って節約する」よりも計画的に完済を目指しやすくなります。
まとめ|借金を早く返すコツは「元金を早く減らすこと」
借金を早く返し、利息を減らすための7つのコツは、
①毎月の返済額を少し増やす
②ボーナスや臨時収入で繰上返済する
③金利の高い借金から優先して返す
④追加借入れをしない
⑤固定費を見直して返済原資を増やす
⑥低金利への借り換え・おまとめを検討する
⑦自力返済が難しければ債務整理を検討する
という方法です。
特に重要なのは、元金を早い段階で減らすことです。借金100万円・年利15%のシミュレーションでは、月2万円返済なら利息は約58万円ですが、月3万円返済なら約30万円まで減少します。毎月1万円の違いでも、長期間では大きな差になります。ただし、「早く返すこと」と「無理して返すこと」は違います。
生活費まで返済して再び借金をするようでは、完済から遠ざかってしまいます。
まずは現在の借金残高・金利・毎月の返済額を把握し、生活費を確保したうえで継続できる返済計画を立てましょう。
そして、毎月返済しても借金が減らない、返済のために別の会社から借りている、完済まで何年かかるのか分からないという場合には、現在の返済方法そのものを見直すことも必要です。
自力での返済が難しい場合には、司法書士や弁護士などの専門家へ相談し、自分の状況に合った解決方法を検討しましょう。
それでは、今回の記事の「借金を早く返す方法は?利息を減らして完済を早める7つのコツを解説!」というテーマについての解説は以上となります。
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それでは、久我山左近でした。












